JKSKサロンは、今までは「市谷GEWELの間」で45回開催してきたが、本年1月から新しい会場で開催することになり、今回は新会場での初めてのサロンである今後は、奇数月と偶数月に夫々下記会場で交互に開催することになる:
【奇数月】中目黒会場~「ルボア エコール・ド・ナチュロパシー」(目黒区中目黒3-11-13)
【偶数月】西新宿会場~「クリナップ・新宿ショウルーム・パーテイスペース」(新宿区西新宿3-2-11 新宿三井ビル2号館)
さて、本日の講師は、NPO法人ファーザーリング・ジャパン代表理事で3児の父親である安藤哲也さん。「パパ力検定」の仕掛け人。出版社、企業などの数回の転職を経て、2006年に父親の育児支援を推進するNPO法人を設立して、育児も仕事も人生も笑って楽しめる父親を増やしていきたいという目標を持って、企業・一般向けの父親セミナーの企画や絵本を読み聞かせるライブ活動、東京都の「子育て応援とうきょう会議」実行委員、少子化担当大臣直轄の「少子化対策強化チーム(5名)」メンバーなどとして多忙な毎日を送っている。
自宅で育児ノイローゼによる母親の育児虐待というケースが年間4万件も発生しているという。その場合、父親は会社だけの人間で、家庭の中の父親としての表情がない。「どうしたら笑顔の父親を増やせるか・・・・Fathering Movement」、この活動を始めて2年になるという。活動を通して、安藤さんが感じてきたという次のようなメッセージは、大変説得力のあるものであった。
*3000名の父親と面談した。そこで判ったことは、
1)日本の男性の労働時間(週60時間)は世界一長いにもかかわらず、生産性の低さは世界二番目である。これは所謂「サーヴィス残業」が原因で、この現象は世界で韓国と日本だけ。
2)子供とどう向き合ってよいのか判らない父親が多い。
3)子供が生まれると夫婦関係が悪化している。(ママは子供だけが全てであり、パパは会社と自分だけに関心がある・・・)問題は一人っ子、特に男の子の場合が多い。
*子育てで一番大事なのは「夫婦関係が上手くいっていること」。
*「育児」は、子供にも妻にも自分にとっても全てに良い素晴らしいことで、義務ではなく権利であるのに、これが理解されてないこと。
*男にとっての育児のメリットとは、仕事に役に立つ経験と実力が身に付くだけではなく、将来自分が自活するための能力も同時に身に付くこと。また、地域社会活動に参加することにもなり、交流の輪・人脈が広がること。何よりも、父親の笑顔が子供に一番良い影響を及ぼすので、これをやらないのは損なことだ。
*父親の育児は、質より量が大切で、毎日少しづつでもやることが大切
*父親が積極的に育児に参加しているマンションは価値が上がる!(即ち、本当の不動産価値はハードの土地・建物ばかりではなく、ソフト面で子供が育てやすい・年寄りが活き活きしていることなどが重要になってくると思われる。)
*真のWLB(仕事と生活のバランス)は仕事と生活の「ヤジロベー」ではなく、両方が一緒になり美味しい味がでる「寄せ鍋」である。こんなに楽しい有意義な子育てが、いつの間にかどうして辛いものとなってしまったのだろうか、残念である。
最後に、「皆さんは何問正解出来ますか?」と安藤さんが始めた「子育てパパ力検定」の問題例を紹介して下さった。
- 乳歯は何本か (20本)、
- 離乳食で与えてはいけないものは? (蜂蜜)、
- 日本の現在の社会で、父親の出産立会い率は?(55%)、
- 男性の育児休暇取得率 (1.5%<スエーデンでは90%>)。
今日の理事長のお料理のテーマは、「寄せ鍋型WLB」が不器用で出来ない日本男性の為にせめて「救世鍋」になればという講師の意向を反映して・・・新年の香りと共に」~お赤飯、おなます、豚汁、野菜のお煮付け、ゆで豚、菊花蕪、ちらし蟹寿司、竜田揚げ、鮎家のあゆ巻き、五色のかまぼこ、冷しゃぶ、ポテトサラダ、青椒肉糸、菜の花、磯辺焼き、りんごのシナモンテイスト、ラスク・フランスなど33種。
(文責 JKSK事務局)