今日の講師は堀井紀壬子さん。NPO法人GEWEL代表理事であり、JKSKの理事である。堀井さんは、二回目の登場で2004年第4回のJKSKサロンでもお話をして頂いている。
堀井さんは日本航空、外資系乾電池メーカーの後、エイボンプロダクツ(株)に22年間勤務、営業本部長として辣腕を振るわれ大きな業績を上げられた。外資系の会社であったからこそ自分の能力を存分に果たすことが出来たけれども、日本の企業では女性の管理職が非常に少なく“ガラスならぬコンクリートの天井”である現状を痛感したという。これをなんとかしたいという思いから、同じ志をもった仲間と共に6年前にNPO法人GEWEL(Global Enhancement of Women’s Executive Leadership)を設立し活動を展開しているが、男性はどうも肝心なところではそっぽを向いてしまうのが問題だと痛感している、とのこと。
今日のお話は、2004~2006年に亘って行った、Diversity & Inclusion-働く女性についての1万人の男女の意識調査であり、対象企業は付き合いのある外資系を含む28社、合計10,357名のアンケートの結果である。調査結果をまとめた資料が配布された。
●調査対象企業の性格上(大手、外資系が多い、GEWELとの付き合いがあるなど)、他の日本の一般の企業の社員に比べてその認識度は高いと考えるべき。
●社員の認識の差は、性別・年齢などの差による違いよりも、雇用形態の差が大きい。
●Diversity & Inclusionというのは、各人が「セルフエスティーム」(自己尊重感情)をキチント持っている人達が、お互いの違いと類似性を認識しあい(=Diversity)、お互いに受け容れあい新しい価値を作り組織目標に貢献(=Inclusion)していくということで、結局一人ひとりが何をしたいのか判ってないと、Diversity も WLBも役立たない事が判った。
そして、女性の方がこの「セルフエスティーム」が低い。
●Diversity推進への理解と実践意欲についての調査結果、
・賛同・推進派 (チャンピオン) 44%
・非賛同・推進派 (上が言うからやるしかない)14%
・賛同・低意欲 (人任せ) 8%
・非賛同・低意欲 (他人事) 34%
●上記に関して、男女間・年齢での差はなかった。また推進派の方が、自分が上司・仲間から認められていると思っており自分の仕事に意欲を持っているが、客観的に自分の力が他社でも通用するかはあまり自信がないという結果がでている。
参加者の関心のある話題だけに、いろいろな意見が交換された:
・女性はもっと自信を持つべき、 ・資源の半分を占める女性をもっと活用すべき、・結局日本の長時間労働を変えなければ、 ・日本には Job Description がないのがいけない・・・。
今日の理事長のお料理のテーマは、本日のテーマである「Diversity & Inclusion」:違いを認めあい受け容れる~なんでもありのシリーズ(おでん、蟹チラシ寿司、太巻、棒々鶏、千焼蝦仁、大根・人参・揚げの甘酢胡麻和え、茹でポークなど)でした。
(文責 JKSK事務局)