今日の講師は、JKSK会員の多田幸子さん。キャリアとして、社長として、企画プロデューサーとして、長年にわたり多くの国々の中で体験され、キャリアにピリオッドを打たれ、時間の余裕の出来た今、特にじっくり味わいたい国々として、中東諸国を歴訪された体験を中心に今回は、ざっくばらんなお話を伺った。
中東というと、多くの日本人には正直なんとなく不気味で不安な先入観を持ち、遠い世界に思われがちだが、経験豊かな多田さんですら、現地に行ってみて全く違った印象だったのには驚いたという。
世界の主な宗教、イスラム教・キリスト教・仏教の中で唯一イスラム教の信者だけがどんどん増加しており、将来は第一になると言われている。イスラム人の住む国も多種多様となってきており、例えばフランス300万、イギリス100万、ドイツ180万、アメリカ800万人のイスラム人が住んでいる。イスラム教では六信と五行というが、五行とは、礼拝・巡礼・告白・断食・喜捨のことで、宗教と社会・生活が一体となっているのが特徴である。訪問した多くの中東諸国の中で、比較的日本に知られて無いイランとリビアについてお話をされた。
<イラン>
イランでは、夏でも旅行者にも長衣・長袖・ベールを義務付けられ顔が見えないが、予想に反して人懐っこく、人々は明るく生活を楽しんでいる。また、急速に進んだイラン女性の職業意識と識字率は、男性を上回り、女性の全労働人口の三分の一が専門職であるという。大学生の62%は女性であり、医学生の70%は女性が占めている。
<リビア>
訪問する前は、独裁国家でなんとなく怖い感じであったが、カダフィーさんは国民から好かれており90%の支持を得て、全く違った国になっていたのには驚いた。93%は砂漠の国であるが、自由で物価はものすごく安く、住む・食べる・教育には困らないようなシステムになっている。物価は、例えば:米1kg45円、パン10本45円、砂糖1kg90円、牛肉1kg450円、オイル1リットル2円・・・。豊富な天然資源と文化遺産の宝庫であり、特に手付かずの地中海沿岸には各国、特に中国・韓国が群がってきているようであるとのこと。
前回のJKSKサロンで、ジャパンプレスの山本美香さんから中東のお話を伺ったが、同じ中東問題についてのお話であったが、全く別な視点からの報告であり、日本に馴染みの薄い地域だけに大変参考になった。
JKSK会員であり、木全理事長の夫である木全心一さんが、文化の日に瑞宝中綬賞を叙勲されたことが清水事務局長より披露され、皆で声高らかに新3・3・7拍子でお祝いをした。
今日の理事長のお料理のテーマは、講師の「中東をはじめ世界各国を旅しているが、一番好きなのは日本食~お煮付け」の希望に合わせて、「お煮付け13品」「講師の好きな韓国料理のキムチ鍋」など30種。
(文責 JKSK事務局)