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 第140回JKSKサロン●JKSK会員とゲスト定例交流・勉強会
「男性主導の父性文明から女性主導の母性文明へ」
村田光平さん(元スイス大使)
2018年6月20日 19:00~21:00

第140回JKSKサロン・スケッチ

本日は村田光平氏(元スイス大使)に「男性主導の父性文明から女性主導の母性文明へ」というタイトルでお話いただきました。

1. 力と支配の父性文化が生む破局
力の父性文化により敗戦となった。経済も同様に破局している。母性文化の潮流は、現在の「力の文明」を母性文化に立脚した「和の文明」に転換するために不可欠なものであり、歴史的な意義が認められる。JKSKの活動は時機を得ているし、変化が起きると確信している。母性文化を導入しないと駄目と思う。和か、力か、支配か、連携か。
米朝会談は父性文化の権化のような二人も対話に踏み切った。
国際紛争の解決には母性文化的思考形態が不可欠であることが示された。

2. 福島自己の教訓と女性主導の母性文明
スペイン、アイスランドは女性の活躍で、目を見張るものがある。
今の社会の責任は男性にある。
母性文明の担い手は女性、女性の役割がますます期待されている。
福島の教訓は経済重視から生命重視への移行。ここに女性の役割が期待される。
3. 国際社会における名誉ある地位を守るために
最近、善良な市民は無力感を感じている。
先哲の言葉に心の支えを見出すことができる。
特に、最近の日本社会は次から次にスキャンダルを浮上せしめており、老子の「天網恢恢疎にして漏らさず」の正しさを立証しつつある。老子の考えにも通ずる歴史の法則「不道徳の永続は許されない。すべての独裁は終焉せしめられる」は、独裁者が増える傾向に警鐘を鳴らしており、今後の日本の役割が期待される。
プラトン「すべての王様は哲学者でなければ人類の不幸はなくならない」
福沢諭吉「一番世の中で悲しいことは嘘をつくことである」
チャップリン(独裁者)「我々が必要としているのは機械よりも人間愛であり、利口さよりも思いやりとやさしさである」
ガンジー「地球は人類の必要(need)は満たせても、各人の貪欲(greed)は満たせない」(グローバリゼーション批判の論拠になりうる)
サンテクジュベリ(星の王子さま)「肝心なことは目では見えない。心だけが見ることが出来る」
これらの先哲の言葉は私の母性文明及び国連倫理サミット提唱の源泉になっている。
世界への三位一体の発信(地球倫理の確立、母性文明への移行、真の核廃絶)
は、被爆を経験した歴史的使命である。ユネスコクラブ世界連盟は2013年に3・11を地球倫理国際日とすることを決定したが、日本のマスコミは取り上げなかった。
国連倫理サミットの意義を伝える書簡を最近国連事務総長に送った。

4. 国際社会と福島危機
竜巻一つで崩落する福島第一の排気塔(広島原爆以上の放射能の流出を招きうる)に現実に象徴される危機的現状からすれば、東京オリンピックは辞退すべきである。
バッハIOC会長宛に地球環境、人類の将来などは「国を超える公」の視点を必要とすること、国際社会は東京五輪が立脚する「under control」の再検証を求めていることなどに言及したメッセージを送付した。
5. 未来の世代の人権とバーゼル宣言
放射能をつくることは犯罪とする趣旨のバーゼル宣言が2017年9月
市民社会の有志により発出され、世界各国に働きかけが始まっている。
  日本では原子力発電所の再稼働が進められているが、許されることでは
ない。「原子力の全方位の破壊力」を理解しないと、世界は破局を迎える。
世界は不道徳の英字句いつまでも騙されない。女性の役割に期待している。

〇質疑応答
以上

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