日時 2009年5月25日(月)15時から17時
場所 六本木ヒルズクラブ・ラ クッチーニ(個室)
僕がWLB講演会で伝えていること
【講師】山田亮氏 (フリーランス 主夫)
自己紹介、主夫になった経緯
山田:まず自己紹介から始めさせていただきます。皆さんには事前に映像(フジテレビ「FNNスーパーテレビ」2004年4月放映)をご覧いただきましたが、当時2歳だった娘も現在7歳になりました。妻である任和子(にん・かずこ/韓国籍)という人は映像でもおわかりかと思いますが、僕よりも大きくまた豪快な人で、家も10分くらいで決断して建ててしまうような人です。僕自身は1967年生まれ、音楽バンドに熱中していて24歳で大学を卒業しました。ミュージシャンをあきらめ楽器メーカーのローランドに営業職で就職するも、上司と合わず一年で退職。営業の仕事は好きだったので、これからは何が売れるかと考えた末介護分野に注目、派遣社員をしながら通信大学で社会福祉士の資格を取得しました。
その後大学院に進みましたが、修士二回生のときに担当の教授が亡くなってしまった、それでインターネットに論文を公開し「誰か批評してください」ということをしました。そのときに真っ先に「面白い研究をされていますね」とメールをくださったのが今の妻、任和子でした。教授が亡くなってしまい途方にくれてやったことが人生を切り開いたのですから、もがいてみるということも大事ですね。
そうしている間に3ヵ月後には結婚することに。子どもは諦めかけていた矢先の結婚4年目に生まれ、天地がひっくり返るほどの喜びでした。大学院も研究が頓挫していたもので、子育てに専念してみようと思いました。子育ての様子をホームページに公開すると、毎日新聞さんから連載のオファーが。「スーパー主夫の暮らし術入門」を16週間連載しました。その反響で講演の依頼が来るようになり、昨年は50回以上の講演をしました。
妻は結婚当時京都大学の医学部助教授、その後名古屋大学講師・助教授、滋賀医師大学助教授を経て現在は京都大学の看護部長として900人の看護士と1000人の患者を抱え、なかなか晩ご飯にも帰って来られない多忙さです。彼女には会ったその日から「家事は苦手、私に家事をやらせない方がいいと思うよ」と言われ、最初から僕がご飯を作っています。一人暮らしをしていたときの1人分を作る延長で2人分、手間が二倍になるということはありません。娘は僕の姿を見て料理に関心を持ち、誕生日のプレゼントには子ども用のフライパンがほしいと言いました。「ママ、作ってあげるからね」と。
娘の出産は帝王切開でしたので、妻は管がつながれている状態です。看護師さんは僕に「はい、おむつ交換の時間です」「お風呂の練習をしましょう」と言い、はじめから子育ては僕だったのです。
ワークライフバランスは「よりよき生(Well-being)」のために
産婦人科で一緒になった僕の友人の話です。裁判官をやっていて、家事も子育ても非常によくやっている先進的な人ですが、現在離婚の危機に。奥さんによると彼は「僕は家事も子育てもキチンとしている!このうえ何が不満やねん!」という態度だそうですが、僕が思うのは、家事や子育てをやっていればOKという姿勢では駄目で、その先の幸せの実感というか生き甲斐を感じるということが大事なのではと。より良く生きるということ(Well-being)、それが究極の目標で、ワークライフバランスはそのためのひとつの方法であると思います。
「人」字ではなく「M」字。第一に“真っ直ぐ立つ”が基本
結婚式でもよく“「人」という字のように支えあって”という言い方が聞かれますが、実は「人」という字はお互いにもたれかかっていて非常に倒れやすい。今日、偶然にも新幹線で建築の耐震構造が専門の工学博士が隣に座っていたので、「人という字の二本柱は、どうですかね?」と訪ねると、「そんなの全然駄目、真っ直ぐが前提ですよ。」と一笑に付されてしまいました。人間関係も同じです。「人」という字は「男=仕事」「女=家庭」という専業化を表していると言えますが、僕は「M」字、つまり一人一人が仕事と生活が安定してまっすぐ立てる状態があり、その上で「つなぎ合う」というのを理想の形として提案しています。

「人」字型人間関係から「M」字型人間関係へ
「M」字型なら、つないでいない方の手が空いているのがわかります。これは、更に隣の人とつながることができるためです。地域との連帯、大変なときにお互い助け合うことは、手が空いていないとできません。それにはまず一人一人が傾かずにまっすぐ立てること。
男性にはまず「自事」でいいのです。「家事」は“家のこと”と書きますが、「自事」とは“自分のこと”。何も家事まで出来なくてもよい。
「共同<共有<共感」のための家事・育児参画
僕は娘が1~2歳半の自我形成期ときに育児ノイローゼを経験しました。「No」を覚える時期で、何をしても上手くいかない。子どもにイライラすまいと無理矢理に感情を押し殺すようになると、今度は次第に無気力・無表情に。ご飯のメニューが変わり映えしなくなり、TVが付けっぱなしになり・・・そうかと思えば子どもとの散歩中に涙が出たり、料理中に腰がカクンと抜けてしまったり。心療内科での診断は軽いうつ症状だと。薬も出ましたが、その先生は「もっと大事な事がある」とおっしゃいました。僕たちは当時「バトンタッチ夫婦」もしくは「すれ違い夫婦」、つまり子どもをバトンとして「この時間は娘を任せた」と夫婦でリレーをしており、家族三人の時間や夫婦二人の時間がなかったことに気付かされました。
妻が一週間の休みを取ってくれ、朝から晩まで娘と三人で過ごすと、妻の感想は「大変だね。子どものことだけであっという間に夜になってしまい、取り残された気持ち・・・。」と。その妻の言葉で、僕はその日からよく眠る事が出来ました。「ああ、この人は同じことをすれば僕と同じように感じるのだ」とわかりあえた安心感。それが「共感」です。
「共同」の時間を「共有」しなければ「共感」できない。平成19年版国民生活白書は「つながりが築く豊かな国民生活」という題でしたが、それだけ孤立感・バラバラ感が多いのかと思います。確かに交代でやった方が効率は上がるかもしれないけれど、分業が行き過ぎると「共感」が減ってしまいます。僕の当時の最大のストレスは「子どもの良い話をする相手がいない」ということでした。子どもは日々成長するので、○○ができるようになったんだよ、という話を誰かに言いたい。良い話を共有できて、そこからしんどい話も言い合えるようになるものです。子どもとも「○○できるようになってよかったね!」という共有・共感を重ねて親になるものだと思います。男は子どもを生んだわけではないので、一緒に過ごす時間が大切です。里親にしても同じ、たとえ自分の生んだ子どもでなくても「どんなに辛いことがあっても離さない」と明確に伝えることで、親子の信頼関係が築かれていきます。
ダイバーシティ形成の4段階
この4段階は異文化の接触についても同じことが言われますが、家事についても当てはまります。「抵抗」(=“勝手にキッチンに入らないで!”)、「同化」(=“私と同じようにやって!”)、「分離」(=“私料理、あなたは洗濯!”)、「統合」(=二人でいろいろな仕事をし、アイディア2倍・手間半分)。
この4段階のプロセスがわかっていない男性は、つい愚痴をこぼしてしまいます。例えば料理をしたい中高年男性が「掃除ばっかりやらされて」と言っていたら、僕は「分離の段階にいるのですね、あとちょっとですよ!」と励ますんですよ。
“自事”実践その1:初心者にオススメ「プチ家事3種目」
家事は「めいっぱい」を標準にしたらもちません。僕は「緩急つけよう」と言っています。手抜きというと聞こえが悪いですが、忙しいときや余裕のあるときでうまくコントロールしようということです。省力化を図るためには効率化そして予防が大事です。そこで講演会でよくお話しするのは、まず「自事」を基本として、以下のプチ家事三種目から始めてみましょうと。
(1)服をきちんと脱ぐ: ・・・脱ぐ場所を決める、いろいろなところに散乱させない
・・・片足だけが裏返し等とならないよう裏なら裏、表なら表で脱ぐ
・・・ポケットにティッシュが入ったままなんてことがないよう中をチェックする
(2)食べ終わったお皿はすぐ片付ける:
・・・カレーもスパゲティも、すぐ洗えばすぐ落ちる
(3)お風呂の後はほんのひと手間
・・・浴槽の湯垢、あったかいうちにひと拭きすればすぐ落ちる
・・・壁に付いた石鹸やシャンプーの泡、さっと流すだけでもカビない
以上は全て合わせても一日一分で済むことではないでしょうか。その習慣化が大切です。
「家事の5S活動」といわれますが、「整理」「整頓」「清潔」「清掃」そして「習慣付け」です。チョットした家事の習慣化でカイゼンを図る、職場でやっていることと同じですよね。
“自事”実践その2:家事の「見える化」と「標準化」
「見える化」というのはどういうことかというと、物のしまい方ひとつでも「やり方が違う」とついつい口を出したくなるもの。そこで予めどこには何をどうしまうのか、何はどうやるのかを写真などでわかりやすく示すということです。それによって「標準化」、つまり誰がやっても同じように片付く、誰でも何がどこにあるか知っている、となるわけです。

「見える化」の例:食器のしまう位置を写真で明示しているレストラン
僕の家では、例えば引越の際に山のような本に悩まされましたが、本を詰めたダンボールの中身を予め写真に収め、各箱に貼りました。これでどれに何が入っているか一目瞭然です。この作業をして発見したのは、本を探す時に、意外と題名や作者名よりも、「黄色の背表紙でこのくらいの大きさ」「この辺りにあったはず」という視覚的情報をもとに探していたことに気が付きました。外出するときの「戸締りリスト」も作っていますし、義母が娘にTV番組の録画をお願いされたときのための「ビデオデッキ操作手順」も写真つきで作っています。また、家計面では僕の財布、妻の財布、家の財布と三つの財布があり、毎年年度末にお互いが家の財布に毎月いくら出すかという交渉をしながらやりくりしていますが、この家の財布は二人ともパソコンから自由に見る事が出来ます。「食費が多いね、今週はセーブで野菜中心でいこうか」など話し合っています。これも「見える化」の一例です。
“自事”実践その3:自立は「下着自立」から
自分で自分の下着を買う男性はだいたい20%のようです。下着メーカーのグンゼが新ブランドBODY WILDを売り出したがちっと売れない。原因は妻や母の代理購買にありました。代理購買というのは、自分のために買うよりも安いものしか買わないのです。それで新庄選手の「男もカッコイイ下着をはこう」というキャンペーンが展開されましたが、これは「自分で買おう」という意味でもありますね。現在はBODY WILDブランドの75%は自己購買だそうです。女性の間では「オシャレは下着から」と言いますがそれは男性にも言えます、そして下着自立から自立を、と思います。
“自事”実践その4:「一言メモ帳」で親の痕跡を
時間がなくてもできるコミュニケーションのひとつとして僕の家では「一言メモ帳」を使っています。妻が朝早く出かける前に、「今日はボール投げできた?」「今日は遠足だね、晴れたらいいね。」などを書き置きします。すると子どもは、お母さんとあまり会えないけれど遠足って知っててくれてるんだなって喜ぶわけです。書く事で、自分がいるという痕跡を残す、そうでもしないと何もなくなってしまいます。ゆっくり時間を一緒に過ごせなくても「見てくれている」という実感があれば、そんなにグレる子もいないのではないでしょうか。
“自事”実践その5:「楽しみの種」を拾う片付け方
仕事から帰ってきて家が散らかっていると、「何で俺が片付けなんて?」と思ってしまいます。でもそこに散らかっている子どものおもちゃや落書きをひとつひとつ見てみると、面白いんですよ。落書きも、子どもが小さいときは人を描いても丸だけだったのが、服を着ていたり、色も付けるようになったり。おもちゃもどんどん遊ぶものが変わっていったり。そういう発見を楽しみながら片付けをしましょうと提案しています。楽しみの種を拾うこと、拾わないと芽も出ないし花も咲かないのです。
“自事実践その6:相手がやってくれた事に魂のこもった「ありがとう」を
「自事」つまり自分のことは自分でという考え方を基本としたとき、家に帰ったら妻がご飯を用意してくれていたとか、雨が降ったときに子どもが洗濯物を取り込んでくれたというのは決して当たり前ではなく、「本来は自分がやるべきことを相手がやってくれた」と思えます。そうすれば心から「ありがとう」という言葉がすっと出るはずです。そのためには勿論自分でも普段やることが必要です。体調が悪いときや忙しいときに料理をすることがどんなに大変かなど、そういう経験を共有してこそ相手がやってくれたときに素直に「ありがとう」と言えるものです。「ありがたい」という言葉は「有り難い」と書きます。古文では「ありがたきこと」が「珍しいこと」「貴重なこと」という意味で使われています。そんな貴重なことというおもいも込めて、「ありがとう」を伝えて欲しいです。「ありがとう」はメモでもいい、この感謝と思いやりの気持ちが大切です。
まとめ:家事・子育てと仕事のWin-Win関係
今日お話した、「カイゼン」「見える化」「標準化」そして「共同・共有・共感」「思いやり」というのは、皆、職場でもやっていることですよね。仕事ではないけれども、人間関係として家の中でもそれらを忘れずに実践してみたら、きっと上手くいくと思います。
【質疑応答】
堀井:講演会は行政からが多いのでしょうか。その狙いは?そして行政の職員自身は?
山田:多様な生き方の提案として男女共同参画課や市民活動課から呼ばれたりします。公務員の方々が実は「男は仕事、女は家庭」という人が多いのですけどね。
佐々木:男性はそういう講演会にでてくるのですか?
山田:参加者比率は大体男女で3:7。女性は20代から70代までいますが、男性は中高年の方が多い、老後の危機回避という感じ。若い男性は夫婦で来ている人が多く、単独では少ないです。若い男性の場合、家事をやったことがないからわからないんですよね、先ほどの「裏なら裏、表なら表で脱いでほしい」という話も、実際に洗濯をした事がないとわからない。
パク:今年PTA役員をやっていますが、男性は会長以外一人もいません。全然変わっていない。これだけ共働きが増えていて、役員会も土曜日なのに、男性がいない。男子校の保護者会でも99%がママでした。息子の教育にも父親が来ないのには驚きでした。
佐々木(常):新入社員を見ていると女性は元気がいい、そうしたら奥さんの方が強いという夫婦が増えてくる感じがするが、なぜそうなってしまうのか。女性は押し付けられているのを耐えているのでしょうか?
堀井:先日のGEWELの調査でも、仕事に対する自信は男女だと女性の方が20ポイントくらい低い。20代の前半でも女性は自信がない。グローバルで見ても、バーバードビジネスレビューで「Good Girls Don’t Negotiate」(優秀な女性は交渉をしない)という論文が発表されていて、MBA取った男女の年収が女性の方が9%低いという報告が出ていました。もっともその論文は、だから女が駄目というのではなく「何でもかんでも手をあげる男ばかりではなく、もっと女の人にチャンスを与えなさい」という結論でしたが。
木全:一部上場企業の採用試験で一次試験(ペーパーテスト)で上位成績者は女性であるにもかかわらず二次試験(面接試験)後管理職候補として採用されるのは全員男性。数人の女性採用者は、本社(国際部、能力開発部、企画部など)に配属され、男性は現場で鍛えられる。3年もするとその経験には大きな差がついてしまうと共に、女性たちは、自分達の能力を全く活かしてもらえない・・・と退職していく企業が非常に多い中、伊藤忠では最初から管理職候補の20%を女性にし、入社当初から幹部候補社員として男性と同じようなマインドで始めから教育し、どんどん育っていっている。企業のそうした基本姿勢、対応がなされていくことが第一でしょうね。
おかしい現象だと思いますが、TheBodyShop、Japanでも多くの女性達が部長職でバリバリ仕事をしていますが、「取締役に・・・」と昇進のオファーをすると「そこまで苦労したくない」「現在の充実した生活をエンジョイしたい」と2LDKや3LDKのマンションでの一人暮らし生活に満足している女性が多い。
佐々木(常):うちの会社でこの四月に総合職の女性が入ってきて始めて女性部長が誕生したが、その同期は8割辞めている。辞めた理由は仕事上の教育云々ではなく「育児」が圧倒的。旦那の協力がなく二束のわらじを履けないと。部長として残った女性は母か夫が家事をしている。だから残業もできる。
パク:マネージメントで子どもが入る人は少ないですね。結婚していないか、子どもがいないか。
佐々木(常):ロールモデルや相談役、メンターがいないと変わっていかないのでは。
堀井:しかし、全てが自分にあてはまるロールモデルなどいません。肝心なのは「仕事が続けたいの?」ということ。あおぞら銀行人事部長のアキレス美智子さんという方がいますが、彼女はご近所の協力も全て得てやってきた。それは「仕事が好き」という思いがあったからですよ。ロールモデルがいないから、ではなく、いなかったら自分でやってみよう、と。
脇:オリックスでは育休から復帰してきた人が315人、実に女性社員の17%です。総合職の4割が女性ですから、その17%というと相当の数。時短も小学校6年生まで二時間取れます。制度が整いすぎて、制度だけ利用しておきながらプロとして結果を出さない人が多く、現場との不調和が出てきてしまっています。10年でワーキングマザーが10倍、今人事の大きな問題になっています。
山田:現在大阪でNPO法人の申請中なのですが、退職された団塊世代の方々が在宅病児保育をという活動の準備を進めています。
佐々木(常):これから団塊の世代が高齢化していくから、おじいちゃんおばあちゃんたちが地域で頑張ればいいんですよ。先日同期会があったが、62~63歳で半数以上が「毎日何もすることがない」と。4時半に起きて2時間散歩。働きたいのに会社以外に働いた事がないからどこへも行けない。
木全:先ほど男の人のクッキング教室が満杯というお話でしたが、実際に家に帰ってお料理をしている人は少ないのではないのでしょうか。何かをやりたい、友人に誘われたから、実際にクッキングスクールで過ごす時間はことのほかたのしいからという事で通っているけれども家では一度もやったことがない。そういう人が多いそうですね。最も、クッキングスクールでも1人前にお料理が出来るように育てようなどという意向はないらしく、専ら「切る役」「まぜる役」「味付け役」「洗う役」などと同じ役割を与えて、「おれは切る役のエキスパートだ」と得意に楽しく時をすごさせることに重点をおいているようで、結果、トータルで何も出来ないというケースが多いそうですね。
それに対して、妻達は、まあ、家にいないだけましだとか、本人達も職場以外の友人をはじめて持つことが出来、結構楽しい・・・とせっせと通学しているようです。
佐々木(常):私は6歳のときに父親を亡くし、母が働いていたので小さいときから料理や家事をしていました。でも当時の家事と今の家事では桁が違います。今は洗濯機も掃除機も炊飯器もあるのに、なぜ家事でストレスが溜まるのでしょう?若い人たちの耐久力がなくなってきているような気がします。
山田:実際の家事時間が減っていないというのもあります。洗濯の回数が増えたとか、週1だったところを毎日掃除機をかけるとか。
木全:最後になりますが、7歳のお嬢さんは、友だちの家族と自分の家族のあり方を見て、どういう意識なのでしょうか。
山田:僕の前では違和感は全く示さないですね。いろんなパターンがあると思っているのでは。TVにも出ているくらいですし、「パパは家事が好き」と。妻の両親は、韓国人社会なので男は座ったままで何もしない、でも実は彼女の父親が僕を見て少し料理をやるようになったんですよ。「亮ちゃんやってるんやったらわしにもできるはず」と。
佐々木(常):滅多にいないあなたのような人に、どんどん活躍してほしいですね。
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